その1では、ペンタックスKマウント50周年ということで、我が家のペンタックスKマウントカメラを紹介しました。
Kマウントを採用したカメラはペンタックス以外にも多数存在しており、我が家にもまあまあの数のカメラが棲んでおります。
今回はペンタックス以外のKマウントカメラをご紹介。
まず、ペンタックス以外のKマウントカメラの代表格といえば、リコーでしょう。
なんの因果か、ペンタックスは現在、リコーのカメラブランドとなっています。
元々は全くの別会社だったのですけどね。
手元にあるリコー機は、XR1000SとXR-2Sですが、残念ながらどちらも不動のジャンク品です。XR-2Sは動いていたのですけどね。壊れてしまいました。
レンズはXRリケノン50mmF1.7と「和製ズミクロン」と呼ばれる銘玉XRリケノン50mmF2(前期型)です。
リコーのKマウントカメラはXRシリーズと呼ばれています。XR-1、XR-2で始まり、改良版のXR-1S、XR-2S、価格の安さで売れまくったXR500、その上位機種XR1000S、その後、ひとまわり小型のボディーでになり、XR6、XR7、XR500AUTO、世界初太陽電池を搭載したXRS。ここまでは普通のKマウントです。
そして、プログラム自動露出用の電気接点をもったXR-Pが登場、レンズもリケノンPレンズになります。しかし、ペンタックスのKAマウントとリケノンPマウントは電気接点の位置も数も全く異なっています。XR-20SP、XR-X、XR-10MまでがPマウント機となります。
その後、Pマウントではない、XR-7MKⅡ、XR-8、XR-8SUPER、XR SOLARと続き、再びPマウントのXR-10PF、XR-10Pでリコーの35ミリ一眼レフは終焉を迎えます。
次にメジャーなKマウント機というと、コシナでしょうか。
よく知られているのはCTシリーズです。
CT-1、CT-1A、CT-20、CT-7コンピューター(D)、CT-9、CT-10、CT-1G、CT-1スーパー、CT-1EX、C1(s)、専用レンズでオートフォーカス機になるCT90、あたりがよく知られているところかなと思います。他にも取りこぼしている機種があるかもしれません。
ところが、我が家のコシナ機はちょっとマイナーな機種であります。
CSシリーズです。海外向けのようです。
マニュアル機CS-1、絞り優先AE専用機CS-2、絞り優先AEプラスマニュアル機CS-3
ワインダーが用意されていたり、絞り直読窓があったりと、のちのCTシリーズに比べ、金属ボディーということもあり、中上級機の雰囲気です。
3番目はチノン。私の中ではコシナよりメジャーだと思っています。
チノンの一眼は、CE、CM、CG、CPと機能によって機種名を区別していて、その後に付く数字で世代が分かるようになっています。「-3」まではスクリューマウント、「-4」からKマウントになります。ですので、CE-4、CM-4、CE-5、CM-5、CG-5、CP-5(s)、CP-6、CP-7m、CM-7、CP-X、ここまでがMF一眼レフです。CPはプログラムAE機ですが、チノンはペンタックスやリコーのような電気接点に頼ることなく、素のKマウントで絞り制御を行なっています。つまり、KマウントであればどんなレンズでもプログラムAE、シャッター優先AEが可能というスグレモノです。CP-7mはワインダー内蔵機でCP-7をベースにオートフォーカス機としたのが、CP-9AFです。専用のレンズを使うことでAFを可能としており、AF機能においてはペンタックスとの互換性はありません。しかし、非常に興味深いのは、絞り制御にペンタックスKAマウントの電気接点を使ったことです。それまでの機種のように、素のKマウントでは絞り制御はできなくなったわけです。その代わりペンタックスAレンズで絞りの自動制御が可能になっているのです。
7台もあったのか・・・
本家ペンタックスカメラと同数(K-1除いて)持ってましたね。
お気に入りは、2台持ってるCP-7mですね。
後列左のCP-7mは、私のカメラでは珍しく、新品で買ったカメラです。
当時メーカーに電話して、注文可能という返事だったので、地元の店で発注。
しかし、なかなか入荷しない。やっと入荷して、店に取りにいって真相が明らかに。
実は生産終了していたのに、注文可能と回答してしまったらしい。
これは責任問題ということで、生産は終了していたが、残っていた部品で組み立ててくれて、納品してくれた1台です。なので、同じような人がいなければ、最後の1台ということになるはずです。このチノンの心遣いにとても感謝しています。
CE-5、CG-5、CM-5、CP-5s、KSX-P(CP-5のOEM)、CP-7m2台です。
レンズは50mmのF1.7、1.9。マルチコートとそうでないものがあります。それと、35-70mmズームレンズ。あとは、撮影用にとりあえず付けたペンタックスF50mmF1.7と中華レンズCHINAR135mm。
最後にご紹介するのは、シムコ。
トプコン(東京光学)がカメラ事業撤退直前に試作したAM-1の設計を受け継いだシマ光学が、カメラ生産のために設立した(株)シィーマで生産、販売されたカメラです。生産期間が短く、台数も売れていないので、とても珍しいのではないかと思います。
シムコのカメラはこれ1機種のみ。MC CIMKO50mmF2
海外製品やOEM機を入れると、とんでもない数の種類がありそうなKマウント機。
国内製品にもまだありそうです。
トプコンRM300、RM200(輸出用)
シグマSAシリーズ 等々
何かのご縁で手にした時にはまたご紹介します。
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