12月30日。
ベレットのフロントディスクブレーキの話です。
サビサビクラブイベントには調子良く行き帰りできたのですけど、そのあと忙しくて半月ほど乗れず、久々に動かしたら、ブレーキが抜けていました。
そのときは時間が無く、原因究明できませんでした。
整備をしてもらった主治医にも相談しました。
整備中に気になっていた部分について教えてもらいました。
その1
リアホイールシリンダーの段付き。磨いて平らにしたけど、まだ目に見えない傷や歪みがあったのかな。
その2
(私の話に対して)マスターシリンダーのチェックバルブは見てなかったな。
その3
フロントキャリパー対向ピストンの左右を繋ぐパイプを片方だけ一回外したんよな。きちんと締まってなかったかな。
その4
ブリーザープラグの締め方が甘かったかも。元々タマが入ってなかった方。
バイク屋からベアリングのタマをもらってきて入れたんだけど、元々タマ無しで目一杯プラグを締め込んであったから、タマの当たり面が凸凹なのかも。
さてさて検証。
まずはリアから。
予想に反して、左右とも漏れ無し。
これでその1、その2は消えました。
続いてフロント。
右はカラッとしています。
左はジットリ湿っています。左右を繋ぐパイプからは漏れ無し。でも少し増し締めしておきました。
さて、ブリーザープラグ。
プラグの根元にフルードが溜まっています。締めが甘かったのだと思い、締め込んでみます。どんどん締まります。手応えがあったところで増し締め終了。原因も分かったし、さっさとエア抜きしてしまいましょう。
ところが、プラグを緩めていくらペダルを踏んでもフルードが落ちていきません。嫌な予感がして、プラグを完全に外してみました。
画像で分かって頂けるでしょうか。
フルードの通路にタマがスッポリ嵌まり込んでいます。
ペダルをいくら踏み込んでも、そもそもエアを噛んでいるのでその程度の圧では飛び出してくれません。
ブレーキホースを切り離して、エアを吹いてみたけどやはり出てくる気配はありません。
あまりやりたくなかったのですが、バーナーで焼いてみました。それでもピクともしません。
ドリルでもみ取ってやろうかと思いましたが、全く歯が立ちません。
これでダメならキャリパー交換かなと思いながら最後の手段。
ハンマーでプラグ回りをどついてみました。ボールジョイントの嵌合を外す時の要領です。
板金ハンマーで3回ほど強く叩くと、
ポロッとタマタマが落ちてきました。
やれやれ一安心です。
うちに転がっていた、ジャンクのキャリパーからタマを外してみました。
右が嵌まり込んでいたもの、左がジャンクキャリパーから外した多分純正。
純正と思しきタマの方が若干大きいですね。
早速デカタマ入れてキャリパーを取り付け、エア抜き。今度はしっかりフルードが送られていきました。
無事、本来のブレーキに戻りました。
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